今日も身体の調子がいいのでブログを書いてみようと思います。
今日は、がんが見つかってから入院までのことをお話しようと思います。
病院で診断されたのは、「甲状腺乳頭がん」でした。
また、肺にも転移があるとのこと、検査の結果を聞きに行った病院で、
間髪入れずに言われました。
甲状腺がんは予後がいいと言われていますが、私としては、肺の転移についての心配もありました。
そんな結果を受けた次の日の仕事では、一人になる瞬間があると勝手に頭がネガティブな方へ思考を進めて、涙がぽろぽろ落ちてきたのを覚えています。
そんな中で、もっと印象的で私の人生で一生忘れないだろうなという瞬間もできました。
それは、私の信頼できる上司にこのことを報告した時のこと。
私は報告の途中、涙ながらにがんが見つかったことを報告していたら、何も言わずただ私の背中をさすりながら大丈夫、大丈夫と私が一通り感情が落ち着くまで上司の肩で泣かせてくれました。
この、心を包み込まれた感覚は、後にも先にも一生忘れられないものとなりました。
普段泣かない上司の涙にもまた、心が辛くなりその日は初めて、現実として病気を自覚した日にもなりました。
がんと分かった後、手術までの日取りが決まってしまえばあとはその日を待つだけになるので、その日まで、誰にこのことを伝えるのか、どう仕事を引き渡すかをずっと考えていたような気がします。
誰に伝えるべきか。
私はネットでもいろいろ調べました。「がん 分かったらすること」これが今でも私の検索履歴に残っていると思います。
ネットでは、もちろんはっきりした答えはなく結局自分で伝える範囲を決めました。
遠くに住む親せきには心配をかけるので、全て落ち着いたら伝えよう。
近しく親しい友達には、本当のことを伝えよう。
仕事関係の人は、お休みをとる関係で、上司には病名を伝える、同僚には腫瘍ができて手術をしなくてはならないとだけ伝えよう。
自分の中で整理をしてたつもりですが、自分の病気を報告するときはやっぱり動揺しました。
多分これは、時間が解決してくれるものではなく、自分の心が落ち着くまで、自分自身に大丈夫だよと言ってあげられる自分自身を守るための優しさが必要になるのだと、今更感じています。
だから、今、がんが見つかって同じように動揺している方がいれば、まずはいつもよりもっと、もっと優しく、自分自身を見守るイメージを持ってみてください。
個人差がもちろんあると思いますが、がんと分かった時点で、自分自身の心はきっと、自分が思ってるよりずっと、ずっと疲弊しています。
その時の自分にそうさせてあげたかったなと今振り返ってみて思いました。
私にはそれがうまくできなかったので、入院中、いろいろと大変なこともありました。
(また追ってブログ書きます)
そんなこんなでがんと分かってから、私は気持ちが落ち着くことはなく入院になりました。
次からは、入院中のことを書こうと思います。
明日もブログが書けるように、今日は本でも読みながらゆっくりします。
それではまたこのブログでお会いしましょう。